食事や飲料水などから入った水素イオン、たとえばお酢(酢酸)、炭酸、リン酸などは胃酸(塩酸)と混ざって十二指腸で膵臓から分泌された大量の重炭酸ナトリウム液で中和され二酸化炭素と水になり腸管で水素イオンとして吸収されることはないと考えられます。つまり口から入った水素イオンは体液を直接酸性化させることはないと考えられます。

しかし、体内に入って代謝されて酸を産生する食物は、炭水化物、たんぱく質、脂肪、アルコールなどたくさんあります。そのため現代のような高カロリー食では人の体には大量の水素イオンが産生されることになります。これを肺や腎臓からうまく排出できれば問題はありませんが、もともと人類の体は低カロリー食で生きられるように設計されているので、肺や腎臓にはそのような余力はありません。これが現代人の体液が酸性になっている理由です。